マダツボミのいえき

まだ咲いてないのかい?

【トリフルハトル 「〃」「°」禁止杯 4位】エルテラトーを使いたいたけのしんせいたった

闇夜をほんの薄っすらと照らすネオンの光。
都会というには活気のない街。
威勢の良い声は救急車のサイレンくらいか。
通りの隅に構えられたその店は、見つけるのには少し苦労した。
古めかしい戸を開けると「いらっしゃい」という低く落ち着いた男の声に迎えられる。
旧友の待ち合わせに指定されたその飲み屋は狭苦しく、見渡すと他に客はいなかった。
色落ちしたカウンターに座っていた友は日本酒を口にして俺を待っていた。

「よー、寒いな今日は。秋を通り越して冬になっちまったな」

「ああ、昨日早速こたつを解禁したよ」

「いやいやそれは少し早くないか?」

「そうか?まぁうちは基本的にエアコン入れるよりもコタツに入るからなぁ」

「何飲む?これはこの店のオススメって書いてあった辛口」

「ならそれ貰おうか」

「すみませーん、これとおんなしやつもう一つ」

店主はゆったりと「はいよ」と言うと、店の奥へと入っていった。


すると、隣の席の声はひそめた調子に変わった。

「この店さ、変なルールのある店らしいよ」

「変なルール?」

「詳しくは分からない、俺も人から聞いて試しに今日来てみたから」

「ふーん、それは書いてあったりとか店主の説明とかもなかったのか?」

「ないね。かと言って店の人に変なルールありますか?って聞くのもちょっとねぇ」

「確かにね」

 

「あー、タハコ吸っていいか?」

「ん?」

「タハコ吸っていいか?」

「・・・・・・・ああ、いいよ」

「すみませーん、あとはいさらくたさーい」

 

「なあ、さっきから何か言ってることおかしくないか?」

「一体何かおかしいんたよ」

「歯の抜けてるというか、力のない話し方をしているように聞こえる」

「ん?とういうこと?」

「・・何か適当に歌ってみてくれないか?」

「・・・?適当に?」

「うん、思いついた歌を適当に」

 

 

 

 

 

 

「カルーラ、キャラトス、コローニャ、ヒッヒ、
イ・シ・ツ・フ・テ!」

 

「なんてこった!ここのルールとは「〃(てんてん)」や「°(まる)」を使わせてくれないということなのか!?」

「ほえる、はねる、そらをと、トライアタック、メトンンチ
いや、「〃」と「°」の含むものを「使う」ことは可能らしい」

「なんて厄介な店なんた」

 

 

 

サたーんさん主催の以下の大会に参加しました。参加者は8名。

saturrn-poke.hatenadiary.jp

ルール

「〃」と「°」を名前に入れてはならない。
「〃」と「°」を含むものを「使う」「持たせる」ことは可能。

 

やりたいこと

たまにはまともなチームを組もうと、強いと噂の「エルテラトー」を使ってみようと思い立った。

・・・エルテラトー

 

・・・トーフル!

 


トーフル!トーフル!
トーフル!!

 

 

 

 

 

何やらトーフルは使わせてくれないらしい。


エルテラ叩きの超火力を押し付けるルートをメインに、テラキオンに強い選出をしてきそうな相手にはカメックスのしおふきを撃ち込む構築とした。

個体解説

ニックネームの由来は古のインターネッツの遺跡 2ちゃんねるより伝わる言の葉達から


NN:わっふる×2
基本セットの叩き追い風挑発に加え、流行りそうなハリテヤマに刺さるムーンフォースを選択。想定した通り初手のハリテヤマテラキオンにも刺す機会もあり、良い選択に思えた。
結局初手からの叩きを狙えたのは一回のみ。対策されているというよりも、トリルクチートといった構築はそもそも不得手。初手からは仕掛けにくい。ダークホールのない明るく平和な世界故、仕方ないのかもしれない。


NN:テラワロス
コイツのニックネームを起点に他のニックネームも決めた。
範囲エースその1。
調整はwikiから。
超火力に怯み3割をおまけに付けている邪な聖剣士
(怯ませるなら)1人よりも2人、2人よりも3人というセリフは有名。
初手カメックス展開から入り、カメの倒れた後にエルフーンと共に現れることも多い。3~4回叩かれて放つ岩雪崩の火力も悪くはない、というか強かった。
そこそこ叩く展開には持っていけた。しかし、トリルクチートは重い。
そして今大会、もっと強いテラキオンに叩きのめされることとなる・・・


NN:オマエモナ
何をしても良い、何もしてないようにしてはならない。
校長とはある意味反対のことを言いたい。


猫だましの再利用を狙って引かせた後、ラスト二体のうちの一体になり、横取りマシーンと化すのを何回か経験した。
立ち絵もカカシに見えなくはない。猫とファスガの両立は要考察。


NN:ktkr
範囲エースその2。調整はwikiからその2。
何か寝かしてあった理想個体。
先頭、後衛 共に選出可能なフレックス出勤に定評のある亀。
構成は基本のねこだまし、トリル枠に打つあくのはどうナットレイ対策のはどうだん、そして隙のある選出に刺すしおふき。センター体力MAXしおふきをしなくとも、対角あくのはどう/はどうだんにより役割を持てる。普通に優秀。


NN:くぁwせdr
ナットレイ対策の炎要員。最強の火の鳥
当初使いたかったファイヤーは持ってなかった。ファイヤーよりも強い。
この後サンムーンにてエラッタされる先制ブレバは勝手にトリル耐性をチームに付与してくれる。相手のエルフーンに一矢報いられないように陽気最速。ワイドガードさせない為によこどり採用。陽気の為、フレアドライブはH振りクチートに確1を取れない。威嚇されると更に悲しい火力になる。こいつの引き先をもう一体は用意しておきたかった。


NN:イッテヨシ
カメックスファイアローと優秀な相性補完を持つ。ニンフィアへの繰り返し使用可能なカチカチクッション。椅子に座ってモニターを見ている君も、横たわってスマホを見ている君もナットレイを下に敷いて最強の肉体を手に入れよう。
ねっぷうの吹かない爽やかな環境の為、生き生きとしていた。
最悪トリル展開されても戦えるよう最遅にした。とはいえニャオニクスの返しのトリルに居合わせてしまい嚙み合わないことも・・・


結果

1戦目 リッチまつり さん 勝ち
ラティアス/テラキオン/エルフーン/火ロトム/ニンフィア/カメックス
1ターン目、2ターン目共に
こちらのテラキオンは6回叩き岩雪崩に成功
両者追い風なし
これは勝ったな、風呂入ってくるわ
しかし、ここから相手のスカーフテラキオンの岩雪崩にこちらのテラキオンを2回、カメックスを1回怯まされ、範囲エースを2体とも処理された。
負けを確信した。
最強のテラキオンとはこういうものさ
最終的にニャオニクスのトリル展開により辛勝。

2戦目 てねね~ さん 勝ち
ニャオニクス/ハリテヤマ/ファイアロー/エーフィ/ニンフィア/クチート
相手のトリル展開に対しニャオニクスのファスガやトリルの光った試合。
トリルの切れてる時に範囲エースを2体展開して勝利。

3戦目 ハスミさん 負け
マニューラ/テラキオン/ファイアロー/クチート/ヤミラミ/ムシャーナ
スイッチトリル
叩き入り構築として一枚上手に見える。
特にマニューラは警戒していなかった。
猫と叩きの強い選択肢の押し付けにうまいことやられ、こちらのテラキオン叩きを成功させたものの、マニューラの叩きテラキオンを返され負け。

4戦目 あらすぃお さん 負け
カクレオン/ハリテヤマ/ムシャーナ/ナックラー/クチート/クレッフィ
初のナックラー
トリル展開をさせない事に気を付けていた。気を付けていたのに、試合後半、挑発の切れたカクレオンに挑発をかけ直すことなくトリルを許してしまう。また、光の壁を忘れてナックラーにムンフォと悪の波動を集中し耐えられるというやらかし案件もあった。いつも大会後半戦は集中力低下しているなぁ。

 

感想

クチート多っ!テラキオン強っ!!相手のテラキオン強っ!!!
もっとマンタインとかランターンとか変な奴らも来るかと思って変に警戒していた。もっと変なテレキネシス使いはいたらしい。

やはりこういった使える範囲の少し狭いルールは好きかな。
サたーんさんと参加者の皆さんに感謝。

 

 


~この構築について書いてきた感想~
「〃」と「 ゜」の使用を禁止して構築の説明をするのに大変疲れました。
(「引用」と「使えるもの」は特例とする)